【中古PCという選択】格安で『黒い砂漠』が(ギリギリ)動くPCを買う【4万7千円でディスプレイ付きフルセット!無しなら3万3千円】

『黒い砂漠』は処理が重たい部類のMMOとして確固たる地位を築いています。

高性能はPCは値段も高く、気軽に購入するというわけにはいきません。学生の方や、予算をあまりかけたくないプレイヤーとっては「黒い砂漠が動くパソコン購入」は少し高いハードルかもしれません。低予算の基準となる5万円とは『SONY PlayStation4』でも『黒い砂漠』をプレイすることができます。そのPS4の本体価格(約5万円)以下でPCを買うことができれば、コスパは悪くないと言えます。

そんな方へ予算5万円程度の格安で『黒い砂漠』が(ギリギリ)動くPCを買えないか?というのがこのページの趣旨です。

『黒い砂漠』公式動作環境

必要動作環境 推奨動作環境 リマスター動作環境 ウルトラモード動作環境
プロセッサ Intel Core i3 Intel Core i5 Intel Core i7-8700 Intel Core i7-8700K
ハードディスク 27GB以上 27GB以上 27GB以上 27GB以上
メモリ 4GB RAM 8GM RM 16GB RM 32GB RM
グラフィックカード GTS 250
GeForce 9800 GTX
Radeon HD 3870 X2
NVIDIA GTX 970
AMD RX 480
GeForce GTX1070 8GB GeForce GTX1080ti 11GB
OS 32ビットまたは、64ビットのWin10 32ビットまたは、64ビットのWin10 32ビットまたは、64ビットのWin10 32ビットまたは、64ビットのWin10

低予算(5万円前後)でも「リマスター動作環境」に設定することはできるかもしれませんが「快適にプレイ」というのは難しい、というか無理なのでサックリとあきらめましょう。現行の新品PCでは、エントリーモデルといわれる低グレードの製品でも5万円以下で探すのは至難の業、そうなると狙い目は中古PCになります。

PS4版の黒い砂漠はPC版と別世界

PC版とPS4版の『黒い砂漠』は同じタイトルでありながら別のサーバーです。PC版のデータをPS4版に引き継ぎプレイすることはできず、逆も同じです。値段を抑えるためにPS4版でプレイすることもできますが、すでにPC版をプレイしているのであれば、すべて最初からプレイすることになるため難しい選択になりそうです。

中古PCという選択

中古PC市場は、5年以上前のPCがかなり安く出回っています。ある程度知識があれば、パーツを追加し少しスペックアップすると『黒い砂漠』をグラフィック品質がLow環境であれば十分にプレイできるPCができます。ですが、あまりパーツを追加購入すると新品の製品が買えそうな値段になる場合も。そして中古という点で、製品の耐久性も気になります。新品のPCであっても欠陥品に当たれば壊れるので運次第とも言えますが、PCの電源ユニットなどは老朽化による電源ショートが火災の原因になることもあるため、あまりにも古いものや汚れがひどいものなどは敬遠したほうがよいでしょう。

『黒い砂漠』をプレイできそうな中古PC条件

・Core i5 以上(できれば4000番台以上、さらにi7なら尚可)
・PCI-Express X16 スロットがある(超必須)
・メモリ8GB~16GB(4GBでも格安なら買い、足りない分は追加購入)
・SSD搭載(HDDでも格安であれば買い、SSDを追加購入し乗せかえ)
・Windows10 64bit版(32bit版は格安でも避ける)

以上の条件で探すと、格安パソコンに巡り会えるかもしれません。

中古の場合、初めからグラフィックボードが内蔵されていると価格が跳ね上がってしまうため、ローエンドモデルを中古か新品で購入しあと付けするのが基本です。

『黒い砂漠』はMMOの中でも処理が重い部類ですが、『PUPG』など軽めのゲームであれば快適にプレイすることができます。

中古PC購入の注意点

・格安中古のノートPCで『黒い砂漠』のプレイは、ほぼ不可能
・デススクトップの筐体にグラフィックカードが取付できるスペースがあるか
・送料が高くないか
・特殊なマザーボードやCPU型番ではないか

などを確認しましょう。とくにケースの大きさは重要で、グラフィックボードを取り付けるスペースがないスリムPCなどでは意味がありません。また、PCに『PCI Express スロット』がなければ物理的にグラフィックカードをつけることができません。

5万円以下で『黒い砂漠』が(ギリギリ)動作するPCを買う

前に述べたすべての条件をふまえ、今回は下記の構成をチョイスしてみました。

PC本体は『HP ProDesk 600 G1 』という機種です。この機種の良い点は、ロープロファイルですが「PCI-Expressスロット」があるため拡張性が高いところです。ロープロファイルのGeForce 1050 であればファンレスタイプもあるほど発熱も少なめですので、小さな筐体でも熱による問題が起きにくいです。『HP ProDesk 600 G1 』にはグラフィックカードへの電源コネクタがありませんので補助電源が必要ないグラフィックカードを選択しましょう。

すべてAmazonで購入することができます。商品内訳は下記の通りです。(価格は2020/05/11現在)

・PC本体(中古)¥15,000
・グラフィックカード(新品)¥13,200
・SSD120GB(新品)¥3,009
・メモリ4GB(新品)¥2,200
・ディスプレイ(新品)¥11,979
・キーボード(新品)¥788
・マウス(新品)¥852

合計 ¥47,028

初めてのデスクトップPCとしては、ソコソコの性能でゲームもある程度できる格安PCができあがりです。

もしも、すでにディスプレイ、キーボード、マウスなど持っているのであれば、流用することでさらに安くできます。

・PC本体(中古)¥15,000
・グラフィックカード(新品)¥13,200
・SSD120GB(新品)¥3,009
・メモリ4GB(新品)¥2,200

ディスプレイ、キーボード、マウスが不要であれば 合計 ¥33,409

また、SSD、メモリ、グラフィックカードも中古品を揃えることができれば、さらに格安になります。ヤフオクやメルカリなどを使えば見つけやすいでしょう。

追加でグラフィックカードの取付や、メモリの取付、HDDからSSDに変えることでWindows10の再インストールが必要です。少々面倒ですが、難しい作業ではありませんので、はじめても方もネット検索しながら作業を行えば問題ないでしょう。

上記構成で、ディスプレイやキーボードマウスなどフルセットで 5万円を切る¥47,000 くらいで『黒い砂漠』が(ギリギリ)動作するPCを購入できます。もちろん『リマスターモード』なんて夢のまた夢で、グラフィック品質は最低またはそれに近いものになります。ですが、これは重たい部類のMMOである『黒い砂漠』だからであって、『PUPG』や『マインクラフト』など軽量な動作のゲームであれば、快適にプレイできる(かもしれない)スペックとも言えます

5万円以下PCの商品リスト

パソコン:HP ProDesk 600 G1

¥15,000

CPUは第4世代のi5とかなり古めです。メモリも4GBで少なく、ドライブもHDDなので快適な動作は期待できません。不足するスペックを補うパーツを追加で装備することで生まれ変わるのです。ビジネスPCでは定番のスリムな筐体はグラフィックカードが必要なゲーミングPC用途には向いていません。そのおかげで安く販売されているのですが、のちに紹介する『ロープロファイル』タイプのグラフィックカードを使用することで解決できます。


メモリ:DDR3 4GB

¥2,200

PC内蔵のメモリは4GBです。4GBではWindows10を動かすのがやっとの容量ですので、追加で4GB足すことによって合計8GBにします。もし中古などで格安のメモリがあれば16GBにするほうがさらに快適になります。


グラフィックカード:GeForce GTX 1050 Ti

¥13,111

上記パソコンは、ボディがスリムなタイプのPCです。通常フルサイズのグラフィックカードは大きさの関係でつけることができません。そのため、横幅がスリムな『ロープロファイル』タイプのグラフィックボードを取り付けます。価格の安い『GeForce GTX 1050 Ti』を今回は選んでいますが、もうワンランク上の『GeForce GTX 1650』も選択肢にはいりますが、予算と相談で(2万円前後)。『ロープロファイル(LP)』タイプのグラフィックボードでなければ、今回のPCには取り付けることができません。


SSD:120GB

¥3,009

HDD(ハードディスクドライブ)では、動作がかなり厳しいため、SSDに変更しましょう。120GBの小容量であれば格安で購入できます。Windwos10と『黒い砂漠』だけであれば、容量に問題はありません。SSDは中古での購入はやめたほうがいいです。価格も安いので新品を買いましょう。


ディスプレイ

¥11,979

23インチとソコソコな大きさなのに1万円ちょっとで購入できます。スピーカーも内蔵しているのもうれしいポイント。もしも、すでにディスプレイをもっているのであれば必要ありません。PCと接続できるテレビがある場合、テレビとパソコンを兼用し使うことでさらに節約可能。


キーボード

¥788

超格安キーボード、キーの同時押しに対応しているのか疑問が残ります。もう少し予算を出してパチ物安価な中華製外国メーカーのキーボードを購入した方がよいかもしれません。


マウス

¥852

格安マウスです。できれば、もう少し予算を出して安価パチ物な外国メーカー中華製のマウスを購入した方が幸せになれるかもしれません。


おすすめのマウス・キーボードは下記記事を参照してください

マウスやキーボードなど入力ゲーミングデバイスは何を選べばよいのか【左手キーボードおすすめ】

注意点

注意点は以下の通りです。

・製品の不要や相性などで動かない可能性がある。
・自分でグラフィックボード、メモリ、SSDを増設しなければならない
・Windows10の再インストールが必要
・すべて自己責任

これらの問題をクリアできないのであれば、絶対に購入はやめましょう。増設は難しくありませんがWindowsのインストールなど面倒な作業が必要です。

そして、「もう少し良いパーツにしたいな」とパーツをバージョンアップしていくと【もう少しお金を出したら新品の現行品が買えてしまう】問題に直面します。

ちなみに、みんな大好き『ドスパラ』のゲーミング用途のエントリーモデルPCは下記の値段です。

Lightning AH5 ライトニング AH5 Minecraft for Windows 10 Master Collection 同梱版

69,980 円(税抜き

ディスプレイが付属しておりませんが、「あともう少し」がんばれば手が届く金額です。新品の現行品ですので、故障など修理保証がありますし、中古の製品よりも長く使うことができます。

もしも、まだ『黒い砂漠』をプレイしておらず、PC版にこだわらないのであれば、『PS4版』で予算を抑えることも可能です。

価格は4万円強

終わりに

中古の場合、ヘタにお金をかけすぎてしまうと「新品を買うのとそんなに変わらなかった」なんてことがありますので、希望予算の範囲内に収まるよう商品を選びましょう。壊れたり動かなくなっても自己責任となりますので、自信がない方は中古PCの購入は避けるべきです。

ですが、今回のように中古PCを使うことで、複数のアカウントでプレイすることも可能です。価格の割に性能は悪くありませんので、サブPCとしても最適な構成ではないでしょうか。


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